nagi1000337の備忘録

一人のオタクの備忘録

イナズマイレブンオリオンの刻印がどうしようもないお話

 風邪をひいています。皆さまお身体は大事にしましょうね。決して3日連チャンベッドで寝ずに次の日オールとかしちゃいけないですからね!筆者との約束だぞ!

 

 そんなわけで今日お話するのはイナズマイレブンです。

 筆者ぐらいの世代だとイナズマイレブンが青春だという方も多いんじゃないでしょうか?筆者もその一人です。あの少年漫画特有の手に汗握る熱い展開とカッコイイ必殺技の数々。それに私達の心は鷲掴みにされました。

 事実、思い出補正もありますが今見ても今の大半のアニメよりも面白いです。

 

 そんなイナズマイレブン堂々の復活!と銘打って今放送されているイナズマイレブンアレスの天秤、およびオリオンの刻印、これが本当にくだらない。

 そんなわけで今回はアレス、オリオンのどこがダメなのかを書き連なって見ましょう。

 

 

・まずはCGによってダサくなった必殺技

 これはアレス前のリローデッドが顕著ですね。ニコニコで比較動画が流れてるんで是非見てほしいんですがどうもダサイ。ダサかっこいいではなくダサい。

 それにザ・フェニックスとかなんで一ノ瀬土門円堂で撃たないの?ってさ。いや、たしかにゲームだとパートナー指定いらないけどさ。

 ただアレスからの新技は割とかっこいいの多くてよかったです。イナビカリダッシュ割と好きやで!

 

・ストーリーがどうしても陳腐なものに見えてしまう

 これに関してはオリオンが顕著ですね。しかしアレスも大概です。

 例えば最初の母の死。正直これいらなかったですよね?お母さんを簡単に殺さないでください!ってかなんで大抵のアニメは中1〜2で母親が死ぬですかね?頭わいてるんですか?....

 申し訳ない。🐯🐴が。とはいえ本当に明日人の母の死はいらなかったですよね。明日人がかわいそうな人扱いにすらならなかったし家庭事情ほっとんど絡んでこない内容だし。オリオンではもしかすると明日人の父が出てくるのでもしかするとそこでなにかあるかもしれないですが母親は大切にしろ日野!

( 思えば作中進行時間中に死んだの無印だと綺麗になった禿山雑炊だけなんだよな...)

 

 ・話の進め方が説明臭い

 大抵監督が知ってて都合が良くなったら明かすだけだから問題がわかった瞬間に全部説明されて解決しちゃうからなぁ...って感じ。

 作戦にしても中国人のデブが凄く有能ってのはわかるんだけどそいつのいいなりにしてたら勝ったって試合しかないしきっと伊那国雷門じゃなくてもいいんだろうな...ってなりますね。工藤監督も空気極めてるし(あとふゆっぺはどうした😡😡😡)

 

・技のバリエーションが極端に少ない

 これはむしろ世界編が多すぎたってのはあります。毎試合毎試合2〜3個の技を作ってたイナズマジャパンが異常だったってのは間違いなくあります。だけどアレスはともかくオリオンはもう少し技を増やしてもいいんじゃないか?って思いますね。正直毎回毎回ゴッドアンドデビルされた所で...なんですよね。かっこいんですけどね...

 

・空気すぎる伊那国雷門組

  主人公ですら空気力エネルギーで動くアトムなんだからほんっともう...って感じ。

 ネタキャラ枠の剛人もなんだか...って感じ。この人立ち位置はドンピシャ丘さんなんだが才能に劣等感を感じながら努力でいぶし銀の活躍をする染岡さんとは"格"が違います。

 

・どこかへと消え去ってしまった友情・努力・勝利

友情・努力・勝利といえば、なろうで言う異世界系統みたいなお決まりかつ最高の伝統じゃないですか。イナズマイレブンも例に漏れずそれによって当時少年だった僕らの心を鷲掴みにしました。

 しかし今のイナズマからはそれがあまり感じられません。練習シーンも雑草魂な練習と言うよりかは試合に勝った理由を作っているようにしか見えません。

 しかも、オリオンだと友情なんてものは否定されているようにすら感じます。一星をとにかくチームメイトだと信じる円堂と稲森は試合中どこか壁を感じます。そして一星が晴れてチームメイトになる要因にもなりますが、たまたまうまく言ったようにしか見えなくてなんだか...って感じがぬぐえません。

 

・シナリオがイナズマシリーズ詰め合わせの劣化にしかなってない点

 例えばオリオン。ストーリーが既視感マシマシだったんですが、やっぱりフィフスなんちゃらの焼き回しって感じです。 それに最新話での一星君も吹雪なんちゃら君と同じものでしたしね。

 正直、この時点で割と異常なんですが、(一応円堂世代のお話なのでオマージュとはいえど微妙)そのどれもが雑でそして一つも元の展開を超えていないんですよね。つまりコーラの水割りです。

 例えば一星君の話を例にしましょう。

 元ネタである吹雪君のストーリーは宇宙人だと思ってる孤児院編の序盤から終盤までに関わってくる超ロングランな設定で、そしてそのシリーズの1つのテーマでもありました。吹雪君はストライカーとしてスカウトされ、エイリア学園への得点源としての期待を一身に引き受けます。しかしそれは彼のもう一つの人格の方をメインとして捉えられるということにもなり、そのことで彼は深く悩みます。しかしエイリアとの戦いの中で、減ってゆくストライカー(染岡離脱〜沖縄までの雷門は実質的な吹雪1トップだった)や、どんどん強くなっていく敵の前に吹雪への期待は高まってしまいます。そして福岡でのジェネシス戦で彼は壊れてしまいます。そんな彼をチームメンバー一丸となって救おうと切磋琢磨し、最終戦にてついに彼はもう一人の人格である弟と決別して覚醒に至ります。

 一方、一星君の場合、二重人格と分かった次の話で覚醒します。(笑)

 もちろんそんなことがないとはいえないですが、前述した吹雪君のエピソードを生み出した同じ作品が出すエピソードとはとても思えません。正直、今回のこの記事はこのことが言いたくて書いたと言っても過言ではありません。なんとか擁護するなら吹雪君でやらなかったことぐらいですね。

 

 ここまで文字だけでつらつら書きなぐるのもなかなかないと思います。正直今のイナズマシリーズの体たらくには驚きを隠せません。なかなかに厳しい評価をしてると言う実感もありますが、それだけイナズマイレブンというシリーズを好きだってことです。

 今回はこれで終わります。