nagi1000337の備忘録

一人のオタクの備忘録

きらきら星と愛の物語BanG Dream!

 

こんにちは

 一応生存報告みたいなやつです。元気にやってます。

 

 さて、今回の話題は題して「愛の物語BanG Dream!」です。そう一番上に書いておきました。

 はい。ではさっそく、なぜこのBanG Dream!(以下バンドリ)の物語が愛なのかということについてつらつらと述べていきたいなと思います。

 

目次くん

 

 

 

・初めに

 さて、さっそくですがバンドリの物語の最序盤の象徴的な歌と言えば何でしょうか?そうです。彼がかの有名なきらきら星です。

 きらきら星が彼なのかというのは置いておいて、始まりの物語であるアニメ1期の序盤と言えば10人中9人はきらきら星と答えるのではないでしょうか。

 きらきら星。この曲を物語での主人公である戸山香澄は、幾度となく奏でます。

 例えば3話。このきらきら星はたくさんの視聴者にトラウマ植え付けましたね。(主に悪い意味ではあるが)大きな印象をもたらしました。

 さらに、4話ではおたえに教えてもらいながらもきらきら星をマスターします。なんとこのきらきら星、ギター初心者の入門曲としても有名なのです。

 印象的なシーンで言えばこんなものですかね。以外に少ないと感じることも、無きにしも非ずですが、一つ一つの印象が大きすぎることが大きな要因ですね。

 ここで一番重要なことはきらきら星がバンドリ序盤においてとても印象的な曲なことです。

 

 さて、ではなぜきらきら星が印象的なことでバンドリという物語が愛の物語になるかといいますと、このきらきら星、実は恋のうたなんですよね。

 いきなりきらきら星が恋の歌と言われても訳がわからないと思います。読者の顔が腹黒白猫の有名な顔と同じそれと同じになっていることが簡単に想像できます。

 そうですよね。安心してください。もちろん、それについても解説をしていきます。

 

 この事実を僕が知ったのは主人公バンドであるPoppin'Partyの曲ほぼすべての作詞を行っていて、かつ物語の制作にも深くかかわっている中村航先生の書いている小説

「星に願いを、月に祈りを」にあります。

「もともとは恋の歌だったんだ。主題の提示と十二の変奏があってね。旋律が、きらきらと変化していく。第十変奏のところが、僕は一番好きだな」

              星に願いを、月に祈りを 332項より引用

  さて、これからたくさんの考察が捗りそうですが、今日のところは最初の”恋の歌”のところをメインに取り扱って行きます。

 

 さて、この恋の歌がなぜ愛の物語に発展するのかという前に、この恋の歌と香澄の関連性について説明していきたいと思います。

 

・恋の歌きらきら星と戸山香澄

 さて、早速ですが解説。

 主人公、戸山香澄は知っての通り星の鼓動を探しています。香澄のその星の鼓動への感情を表すのは”恋”が一番適切ではないでしょうか。

 ちなみにこの恋の定義は人それぞれなのでなんともなのですが、恋は憧れなど、エゴを多分に含んだ感情で、愛はそれを向ける相手への感情が第一となる感情と思っています。人それぞれ多少の違いはあれど、これが一般的には的を得ている定義なのではと思います。

 そして、香澄の星の鼓動への感情も”恋”と表現して差し支えないと思います。香澄のよく使う表現である”キラキラドキドキ”もなんとなく恋する乙女っぽい曖昧な表現ですし、最初に星の鼓動を見つけた時の曲、Don't be afraid!にも”恋をしたみたいだ”という歌詞があります。おそらく意図されているものだと思われます。

 長くなりましたが、物語の序盤、香澄は”恋”をしていることがわかります。だからこそ香澄は恋の歌『きらきら星』を歌うわけです。

 

・星の鼓動って?

 ああ(ごめんなさい血が騒ぎました)

 さて、香澄が序盤に星の鼓動に恋をしているのはわかったので、早速バンドリがなぜ愛の歌なのかというのの解説に入りたいところなのですが、そのためにはまず香澄にとっての星の鼓動とはなんぞやというのを明らかにしておく必要があります。  

 しかしまあ、これに関しては昔のブログにてやっていますので、そちらを読んでいただければと思います。

http://戸山香澄の定義する”キラキラドキドキ”について#1 - nagi1000337の日記 https://nagi1000337.hatenablog.com/entry/2018/11/12/043525

 とても簡単に言うと香澄の星の鼓動はPoppin'Partyをはじめとする仲間たちのことだと落ち着きました。これは二重の虹以降のイベストやアニメ2期に顕著に表れているのでうううす感じている方もいるのではと思います。

 そんなわけで、超簡単にではありますが、星の鼓動についての解説は終わります。

 

・そして、愛へ

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 いよいよ!今回の本題であるバンドリは愛の物語について話していきましょう。

 さて、今までにきらきら星は恋の歌であること、そして香澄は星の鼓動に恋をしている、またはそれに近しい感情を抱いていること、そして星の鼓動についてを説明してきました。

 では、なぜバンドリが愛の歌なのかと言うと、STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜の存在です。

 このSTAR BEAT!はポケモンに例えるときらきら星の進化系のような曲です。恋の進化系が愛のように、きらきら星の進化系もまた、STAR BEAT!なのです。

 これだと主観と言うか、感じ取ったものでしかないので、これに説得力を持たせていきたいと思います。

 まずはこの曲の概要から

Poppin'Partyの2ndシングル。2016年8月3日発売。

表題曲「STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜」はテレビアニメ第1期の第8話の挿入歌に起用された。

                        Wikipediaより引用

 

  1期8話は文化祭編最後のライブのお話です。この文化祭編でSTAR BEAT!は完成しました。おたえの思いつきのメロディから始まり、沙綾の為に作られた曲になっていて、さらにポピパ結成を印象付ける曲でもあります。

 そして、歌詞には恋の文字は存在せず、代わりに「愛と勇気を届けたい」と言うフレーズが登場しています。

 また、曲名からわかる通り、この曲は星の鼓動を歌った曲になっていて、ポピパの持つ曲の中でも特に印象強い大切な曲となっています。

 

 このことをまとめると、

  • 香澄にとって星の鼓動がなんなのかということを(本人の自覚の有無に関わらず)定義づけた曲
  • 仲間のことを思って作られた曲

  だと言うことがわかります。

 仲間のことを思って作った曲、これは先ほど簡単にですが定めた愛の定義にとても酷似しています。

 また、香澄にとって仲間とは後に恋をしていた星の鼓動だと定めるほど大切な存在であり、そのことを無意識的にはわかっているわけですから、愛を向ける対象としては十分すぎるわけです。

 このことからSTAR BEAT!は愛の歌になっていると言えるでしょう。

 そしてポピパの物語≒バンドリの物語はその”仲間”と大切に歩んで行く物語となっているため、ここから先、現在までは愛の物語となっています。

 また、余談になりますが中村航先生の小説のほとんどが恋を極力省いて愛を描いた小説になっており、中村航先生自身の十八番の物語の運び方だとも言えます。

http://中村航が語る、Poppin’Partyの歌詞に刻まれた“成長の足跡”「十年、二十年と走り切ってほしい」 https://realsound.jp/2019/02/post-313878.html @realsoundjpさんから

最後に参考資料を一つ乗っけて置きました。一度読んでおくといいと思います。

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 さて、いかがでしたでしょうか。

 こんな感じで気ままにまた考察とかでブログを書いていくので、よろしければ読んでやってください。