nagi1000337の備忘録

一人のオタクの備忘録

オタクによるやなぎなぎ布教活動パート1

パート1ですが、続くとは限りません。

とりあえずナンバリングをつけとけの精神です。

 

 個人的な話なのですが、最近自分の好きなことを布教することにハマっておりまして、最近は特にやなぎなぎさん熱が凄いので、彼女について布教してます。

現状、旧来からのフォロワーを凪あす経由でライブに連行、その他1名も6月のライブに連行予定です。

 

 

 

 

1.オタクとやなぎなぎについて話してみて

 初めに。

 これは10thのビルボード横浜で行われたライブの時の話です。

 今回のライブはTwitterのフォロワーさんと連番して行っていたんですが、実は私、やなぎなぎのオタクを9年目にしてやなぎなぎさんのライブに誰かと連番して行くことが初めてだったんですよね。

だから実は面と向かってやなぎなぎさんについて語ることが初めてだったんです。(話してみるまで自分も気づかなかったのですが笑)

 自分の持っているやなぎなぎ観(当然私はそれを当たり前として持っている)がガラパゴス化していたんですね。

 というのも、やなぎなぎさんの楽曲の幅って相当深くて、メジャーデビュー後でも100曲近く、同人時代の曲も結構あって、特典や同人時代のカバー曲を含めると悠に300はあるんじゃないかってレベルだったりして、私でも全てを知っているとは言えない状態だったりするので、人によってそもそも知識が偏りやすいアーティストさんなんですよね。同じやなぎなぎさんを推していても、通る道によって随分と印象が変わるアーティストさんというのもある。。

 そんなこともあって、自分の入った経緯的には当たり前の知識が相手方にはなかったりして最初は戸惑ったりもしたんですが、逆に自分の知らないなぎさんについて教えて欲しいと言ってくれて(そんな懐の深いフォロワーさんで助かりました)、私がオタク語りをしたんです。

 

 内容は文章にするとクソ長くなるので割愛するとして、それがすっごい楽しかったんですよね。

 何が楽しかったかというと、大きく分けて3つ。

・自分の好きなことを表現できた。

・話してみることで自分の好きなものを振り返る機会ができた。

・自分の好きなものを好きになってくれて仲間が増えた。

 一つ目、二つ目はオタクの自慰の話なので割愛するとして、三つ目はとても嬉しかったですね。自分はこうこうこういった理由があってこれが好きなんだ。みたいな話を(出来るだけ伝わるように努力はしている)すると、共感してくれて、そして寄り添ってくれるんです。

 私の好きなもの、結構マニアックなものが多いので、逆に魅力的に映るように話すことで、理解してくれないと思っていた話が、共感してくれる人もいるのか!という発見がありました。

 逆にそれを聞いてくれた彼も相当マニアックな方向に趣味を持っていて、次に会ったタイミングでそれを聞いてみたんです。

 正直僕もその話を聞いていて楽しかったですし、深く拗らせて考えているのは僕だけじゃないんだなと感じると凄く心強かったです。

 オタクの話を聞くことが好きになったと共に、自分の好きをもっと共有していこうと思ったというエピソードでした。

 今のフォロワーのほとんどは昔好きだったコンテンツ(バンドリ)の頃からのフォロワーなんですが、今は私も含めそれぞれ別のコンテンツを推しています。なので、その好きを共有し合う機会があると面白いのかもしれないなと思います。(そのような状態になっているオタクは案外多そうなので)

 

2.やなぎなぎさんの魅力について(楽曲を通しての表現力編)

 さて、ここからが本題。自分の好きを語るターンです。

 テーマはやなぎなぎさんの魅力について。

今回は今行われている10thライブに沿って話を進めて行きたいと思います。

今回語るやなぎなぎさんの魅力は解釈の深さ。

 これが今回のライブでアレンジやセルフカバーに凄く出てきていると思います。

アレンジでは三つ葉の結び目、恋文。セルフカバーでは特に逢田梨香子さんに提供した楽曲、Tieredを取り上げて紹介したいと思います。

 

三つ葉の結び目

 これはroundabout vol1で披露された楽曲です。このアレンジ自体はなぎさんの3枚目のアルバム、Follow my tracksという作品の初回盤についてきた楽曲アレンジ盤に収録されていたんですが、改めて聞いた際に凄く圧倒されました。

 三つ葉の結び目という楽曲は凪のあすからというアニメ作品の2期EDテーマなのですが、このアレンジが凪のあすから2期のストーリーラインにとても寄り添ったアレンジだったんです。

 凪あす2期を非常にざっくり話すと凪いだ海を動かす物語という表現ができるのですが、このアレンジはまさにこの流れに沿ったよう表現がなされています。

アレンジは原曲と比べ、最初は潮風に錆びた鉄の匂いのする始まり方をするんですが、2番に入った辺りからどんどんドラムが強くなっていって、まるで大きな波を起こすような力強さを感じるアレンジになっています。

 これ、まさに「凪いだ海が動き出す」という言葉を表現しているんですよね。

 凪あすを見てない人にはわからない(それはそれでお楽しめるが)んですけど、わかる人にはわかるアレンジで、非常に良いです。また、そこについて、言葉では語らないところがまたいいんですよ。

 凪あす好きな人には視聴だけでも、是非聞いてみて欲しいアレンジです。

yanaginagi.net

↑アレンジ版試聴ページです。

 

TVアニメ『凪のあすから』新ED映像(やなぎなぎ/三つ葉の結びめ)【NBCユニバーサルAnime✕Music30周年記念OP/ED毎日投稿企画】 - YouTube

↑原曲(TVサイズ)

 

・恋文

 恋文はKeyのゲーム、rewriteの挿入歌です。

(余談ですが、rewriteだーまえ絡みではない)

 恋文はゲームでは静流√のEDテーマとなっていて、恋文という曲名の通り、切なさと温もりが混じった楽曲となっています。

 しかしこの切なさはただの切なさではなくて、実はrewriteというゲームは大きく分けて2部構成となっている訳ですが、静流√のある1部は、最終的に必ず世界が滅びるという構成になっています。

 そのため恋文の流れるシーンは必然的に別れのシーンとなる訳ですが、静かな楽曲が終わりの切なさと愛の温もりを僕らに感じさせてくれる訳ですが、今回披露された恋文は結構バンド強めの恋文でした。

 ならば結構明るい恋文になっているのかというとそんなことはなくて、なぎさんの声は変わらず温かくて切ない歌い方のままでした。ですので、どちらかというとメロディーだけこの曲の原曲になっているカーネーションに置き換わったような感じになっていています。

 実はこのカーネーションという曲、静流との日常のテーマソングなんです。なのでこのアレンジでは原曲の愛由来の温もりがそのまま日常の温もりに置き換わったという形になります。

 これもまた良くて、静流の物語のキーが日常の中にあるということを理解した上でのアレンジなんですよね。

 まあ、なんて長々と語っておきながら、僕はアニメでしかrewriteを知らないので、静流√をプレイしたことはないんですけどね。笑

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公式で上がっているフル動画です。

 

・Tiered

 最後にセルフカバー枠からこの曲。

 まず、セルフカバーについて話すんですけど、なぎさんが楽曲を提供する時、必ずその楽曲は提供する人に寄り添って作られています。ですので、(特に作詞の時にわかりやすいのですが)普段なぎさんが歌詞で使わないような言葉が入っていたり、局長だったりするんです。(だけどやなぎなぎさんが作った曲だとわかるのが凄い)

 そのため、提供した曲をそのままなぎさんが歌ってもなんか違うなぁ、という状態になるんです。(これは楽曲提供としては非常に正しい状況である)

 なので、セルフカバーとしてなぎさん自身が歌うとなった時、アレンジがかかるんだろうなぁと思ったんですが、案の定でした。セレクションアルバムに収録されていたセルフカバーの楽曲、全てにちゃんとなぎさんが歌う用のアレンジがなされていましたね。

 

 さて、Tieredの話に戻るんですが、僕は一時期、逢田梨香子さんの歌っているTieredにハマって聞き込んでいたんです。その時に普段のなぎさんの楽曲群にはない表現があるなとは感じていて、それが大人の女性の力強さだったんです。

なぎさんの楽曲にも大人の女性らしい表現はあるんですが、基本的にそれは力強さではなくて優しさとか余裕と共に表現されています。

 だからこそ、このTieredという楽曲がなぎさんチューニングとして持ってきた時に、強さの要素が綺麗に消えて優しさに置き換わっていた時は思わず「そっれ!!!」と叫んでしまいました。

 このTieredという楽曲、セルフカバー楽曲の中でも特にアレンジの違いについてわかりやすい楽曲となっているので、是非聞き比べてみて欲しいです。

如何にこの楽曲が逢田梨香子さんに寄り添っていたかと、それをなぎさん仕様に戻してしまえる表現力の高さを耳を持って感じることが出来ます。

(自分仕様に戻すには、人の特徴を理解し、表現する力を持った上で自分の強さを理解する力を持っていないとできない)

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↑Tieredの入ってるアルバムの試聴動画です。これの11曲目です。

なぎさんのverは試聴がなかったので、是非10thセレクションアルバム初回盤を聞いてみて下さい。聞き比べがいがありますよ。

 

最後に

 今回は10th絡みの楽曲を例になぎさんの表現力の深さしてきましたが、もちろんこれはやなぎなぎさんの表現力の高さの一部でしかありません。

 なぎさんの活動は凄く創作意欲に溢れていて、その表現力はメジャーデビュー後100を超える楽曲の隅々に現れています。(もちろん、同人時代の楽曲にも)

 是非とも皆さんにもそれを味わって欲しいです。

 やなぎなぎさんはYoutubeのチャンネルでメジャーデビュー後の全ての楽曲を上げているので、軽率に聞いてみて下さい。数回聞けば虜になること間違いなしです。

yanaginagi official - YouTube