nagi1000337の備忘録

一人のオタクの備忘録

切ないSandglassから見るこれからのポピパ

 

 おはよう、こんにちは、こんばんは、お休みなさい、お休みなさい、お休みなさい。

 みなさん、ちゃんと睡眠は取りましょう。間違ってもカフェインを摂取してオールなんてしてはいけません!(戒め)

 

f:id:nagi1000337:20181114160517p:plain

 

 

 本日はバンドリからPoppin'partyの楽曲「切ないSandglass」の考察をしていきたいと思います。

 ポピパの中でも異質なこの曲を少しでも紐解く事が出来ればと思います。

※今回の考察はネタバレになる可能性がなきにしもあらずな為心の準備をお願いします。

 

 

 まず、この曲を考察するに当たり、2つの前提条件を定めたいと思います。

1.この曲が物語終了時(もしくはそれに近いの時期)の戸山香澄によって書かれた歌詞

2.BanG Dream!の物語がCirclingというテーマによって進んでいること

 

 の2つです。

 後者はわかる人はわかるでしょうし、後々説明するので問題はないですが、前者は流石に説明が必須だと思われるので説明しておきます。

 まず、この歌詞がまるで未来から見ていそうな点、それに伴い現在からは考えられないぐらいに香澄が大人びている印象を持つ点、走り始めたばかりのキミにと同じ雰囲気を感じる点、たまにバンドリは未来から引っ張ってきていそうなストーリーがある点(どこかは忘れちゃった)ですかね。

 まあ、あくまでも仮定でしかないですし、本当にそうなっているかは考察して見ないとわかんないですけどね(笑)

f:id:nagi1000337:20181114160757j:plain

 さて、今回先に挙げた2つの前提条件を元に考えていくのは、タイトルにもある通り「切ないSandglassから見るこれからのポピパ」です。

 

 さて、まずは「切ないSandglass」という題名から考えるのが妥当でしょう。

 Sandglass、つまりは砂時計ですね。ご存知の通り、砂時計はAからBまでの一定の期間の時間を図る道具です。逆にそれ以外を図ることは出来ません。

 砂時計の利点と言えばアナログ時計よりも視覚的に残り時間を知ることが出来る点でしょう。

 でこの場合のAからBというのはまず間違いなく高校入学から卒業までの3年間でしょう。これは歌詞の中に出てくる「零れ落ちて行くだけの青春(青い砂)」という表現からも読み取ることが出来ます。

f:id:nagi1000337:20181114161014j:plain

 そして”ガールズコード”時点のポピパは「青春をめいっぱい楽しもう!」なので青春の終わり(砂時計の全て落ちる時)というのはいずれ直面する問題でしょう。

f:id:nagi1000337:20181114160921p:plain

 次に、サビである春夏秋冬の表現です。

 春〜夏に〜 ◯◯◯◯ 秋に〜冬に〜 

 という表現はこの曲の中で3度使われています。そしてその度に表現が変わっていますね。

  これは間違いなく高校3年間における1年ごとのポピパの変化と捉えても問題ないでしょう。

 今回は春夏秋冬をベースに少しずつ変化して行く様が表現されているわけです。

 そしてこれはBanG Dream!のテーマであるCirclingと合致するわけです。

 ここでいうCirclingというのはポピパの楽曲でも構わないのですが、主にBanG_Dream!星の鼓動編の巻末に書いてある中村航先生のあとがきにある

 

循環しながら新しい場所へと向かう物語

 

 を指します。

f:id:nagi1000337:20181114160953j:plain

 この場合だと春夏秋冬と循環して行く中で少しずつ変化を繰り替えしながら青春の向こう側という新しい場所へと向かう物語ということですね。

 当然、この歌詞の作詞も中村航先生がやっていらしているので、狙っているやっていることでしょう。

 

 ここまでくるとある程度察しのいい方は感じると思います。

 

「もしかしてこの曲はバンドリという作品の裏テーマを表現している曲なのでは?」

 

 残念ながら私は中村航先生でも制作に関わっている人でもないのでexactly!なんてThis isさんみたいには言えませんが7割ぐらいの確率で合っているとは思います。

 

 つまりはこの曲の中にバンドリのネタバレが含まれていると考えても良いでしょう。

 

 この調子で歌詞を見て行くと、この香澄は未来への不安に葛藤していることがわかりますね。歌詞でいうと「過ぎ去ったら何が残る? 青春はどこへ?」らへんが顕著に出ています。

 この葛藤自体は、実はガールズコードにも小さくですが現れています。最後のフレーズの

 

 帰りたくないお願い あと少しだけ〜(Poppin'party/ガールズコード)

 

 のところです。

 遠くに見えている別れ(砂時計の砂が無くなる時)に恐怖を抱いているわけですね。

 

 そして

 

今のすべて 祈るように 大切にしたい

歌いながら 笑いながら 噛み締める(Poppin' party/切ないSandglass)

 

 というとりあえずの答えを出すんですね。

 

 これは本当に妥協の答えで行かないですが香澄はいずれ来るだろう"別れ"を意識しながら残りの青春を送ることを決意します。

 落ちないで!と願いながらただただ落ちて行くだけの青い砂をそれが落ちきるまでのキラキラとした現在を過ごすわけです。

 その決意をすると言う行為自体がきっと、大人へ階段の一歩なのでしょう。

 確かに、この曲では明確に”終わり”を見据えて歌っています。もしかしたらこの曲は時間軸の進むだろう2期、そして3期への伏線なのかもしれません。

 構想段階ではアニメバンドリ!は4期構成なので(アニメ1期を受けて元社長が変更を加えた可能性を否定はできませんが)3期にもなると明確に”終わり”を意識し出しますからその時になってこの曲を改めて聞いてみるとまた違ったものが見えるかもしれません。

f:id:nagi1000337:20181114161133j:plain

 

 結局は時制としては未来の香澄から見たものではなく現在の香澄の葛藤になってしまいました。流石にいらない気すらするのは自分でもどうかと思うけれどもここまできちゃったものは仕方ないです。

 しかし、あくまでも仮定なんで許してヒヤシンス(古い!)

 まあ、この仮定で考察したからこそこの結末にたどり着けたとすれば結果オーライしょう。(オイ!)世の中はノリと勢いとポジティブ思考で成り立つのだ!(byなぎ)

 

 さて、ここからは考察とは関係ないですが話たいので話します。(笑)

 この「切ないSandglass」何がやばいかって「ガールズコ

 

ード」のカップリングってことですよ。カヲル君の言葉を借りると「始まりと終わりは同じところにあるということか」ですよ! そんなんできひんやん普通! 言っといてや! 出来るんやったら!

 

  コホンコホン、少々取り乱してしまいました。ですがそれぐらい素晴らしい粋な計らいです。この作品には神がいますよ!いや、神(おっさん)はいるけど!

 このままじゃ収集がつかないのでこの辺りにしておきましょう。

 これから2期、3期とくるバンドリ!ますます目が離せないですね!

 それではご視聴ありがとうございました!